「BMW M3キラー」がやってくる!! V6ツインターボ搭載の新型アウディRS5は最大700ps級の高性能セダンに?
アウディは2008年以降、RS4のセダンを販売していなかった。しかし、近年実施されている命名規則の変更に伴ってRS4がRS5となることで、実質的にセダンが復活する。同クラスにはBMW M3など強力なライバルが存在するが、RS5セダンはそれらを凌駕するハイパフォーマンスカーとなるという。アウディは7月、ミドルクラスセダン「A5セダン/アバント」の新型を発表したが、その頂点に君臨する「RS5 セダン」の市販型プロトタイプをカメラがはじめて捉えた。 【ギャラリー】新型アウディRS5 プロトタイプ スパイショット アウディは車名の命名規則を変更し、電動車には偶数を、エンジン車には奇数を使用することを決定。これに従って順次、モデルの改名を進めており、A4についても今回のフルモデルチェンジを機にセダン、ワゴンともにA5へと改められる。そして、「RS」グレードも同様の措置がとられるため、RS4の後継モデルはRS5となる。 アウディは2008年以降、RS4の4ドアセダンバージョンを販売せず、高性能ステーションワゴンのアバントのみを販売していた。しかし、ネームプレートがRS5に切り替わることでセダンとアバントの両方が提供されることとなり、あらゆる状況は変わるだろう。 スクープ班は、これまで新型RS5のテストを何度も撮影しているが、これまでに目にしたプロトタイプはすべてワゴンだった。しかし、今回アウディがセダンバージョンも開発中であることが判明。間近で見ることができたのは今回が初めてだ。 ヨーロッパでの暑い天候でのテスト中に捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュがされているものの、左リヤフェンダーに充電口がはっきりと見えるほか、フロントエンドのデザインは明確に把握できる状態だ。 BMW「M3」とメルセデスAMG「C 63」の最大のライバルとなるRS5セダンは、フロントエンドが低く、大きな黒いシングルフレームグリルを備えている。力強いフロントホイールアーチは、本格的なアウディスポーツモデルであることの証明だ。 側面のデザインの多くは隠されているが、フロントアーチの後部にはスリムなエアアウトレットを装備。リヤエンドでは、コンパクトなリップスポイラーを装着している。また、膨らんだヒップ、美しく滑らかなルーフラインなど、どれもかなり魅力的で、デザイン面でもライバルに負けないだろう。 メルセデスAMGはV8から直4にエンジンを小型化したが、対するアウディはV6にこだわり、RS5には2.9L V6ツインターボエンジンを搭載。プラグインハイブリッドシステムと組み合わすことにより、最高出力は現行RS4の450psを大幅に上回ることは間違いなく、メルセデスAMG「C 63 S E」の680psにも迫る可能性があるという。 【ギャラリー】新型アウディRS5 プロトタイプ スパイショット
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