アトレティコ、90分のデパイ弾でラージョ撃破!…3連勝で次節“マドリード・ダービー”へ
ラ・リーガ第20節延期分が31日に行われ、アトレティコ・マドリードとラージョ・バジェカーノが対戦した。 ここまで21試合を消化しジローナ、レアル・マドリードに次ぐ3位につけるアトレティコ・マドリード。直近5試合は3勝1分1敗と白星が先行しておりチーム状態は上向きだ。3連勝を目指す今節はホームに13位ラージョ・バジェカーノを迎えての一戦。次節に控える“マドリード・ダービー”に向けて勢いをつけることはできるだろうか。今冬の移籍市場で加入したアルトゥール・フェルメーレンは早速スタメンに名を連ね、新天地デビューを果たしている。 序盤からアトレティコ・マドリードがやや押し気味に試合を進める。20分、敵陣中央でボールを奪うと、ロドリゴ・リケルメからメンフィス・デパイへと繋ぎ、テンポ良くボックス内左のスペースへ展開。走り込んだサウール・ニゲスが中央へ折り返し、こぼれ球を拾ったデパイが反転から左足で狙うが惜しくも枠の上へ。24分にはマルコス・ジョレンテのヘディングパスに抜け出したアンヘル・コレアが至近距離から右足を振り抜くもGKのセーブに阻まれた。 試合の均衡が破れたのは35分、敵陣左サイドでFKを獲得したアトレティコ・マドリードはリケルメのインスイングのボールにヘイニウド・マンダーヴァが頭で合わせゴールネットを揺らす。対するラージョ・バジェカーノは42分、左サイドのスペースに抜け出したペップ・チャバリアが中央へ折り返すと、最後はアルバロ・ガルシアが強烈なシュートをゴール右下隅に突き刺し、試合を振り出しに戻した。前半はこのまま1-1で終了する。 迎えた後半、なかなかチャンスを作れずにいたアトレティコ・マドリードは58分に3枚替えを敢行し、アントワーヌ・グリーズマン、ロドリゴ・デ・パウル、サムエウ・リーノを投入する。その直後にはパスミスからピンチを迎えるも、A・ガルシアのループシュートはGKヤン・オブラクが抑え事なきを得た。その後は拮抗した展開が続く。アトレティコ・マドリードはグリーズマンらにチャンスが訪れるも決め切ることができない。 1-1のまま迎えた81分、アトレティコ・マドリードは右サイドで細かくパスを繋ぎ、中央へ侵入したパブロ・バリオスのラストパスからデパイがネットを揺らしたが、VARの介入の結果オフサイドがあったとして得点は認められず。それでも90分、グリーズマンが右から上げたグラウンダーのクロスにデパイが合わせ、土壇場で勝ち越しに成功した。試合はこのまま2-1で終了し、アトレティコ・マドリードがリーグ戦3連勝を飾っている。 次節、アトレティコ・マドリードは4日にアウェイでレアル・マドリードと、ラージョ・バジェカーノは翌5日にホームでセビージャと対戦する。 【スコア】 アトレティコ・マドリード 2-1 ラージョ・バジェカーノ 【得点者】 1-0 35分 ヘイニウド・マンダーヴァ(アトレティコ・マドリード) 1-1 42分 アルバロ・ガルシア(ラージョ・バジェカーノ) 2-1 90分 メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリード)
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