甘くて濃厚な味わい楽しんで ブランド貝「愛南ヒオウギ」の出荷始まる(愛媛)
この冬も大切なあの人にどうぞ―。オレンジや赤、紫の鮮やかな天然色の殻を持つ愛南町特産のブランド貝「愛南ヒオウギ」(ヒオウギガイ)の贈答用出荷が2日、同町で始まった。昨年の稚貝不足で総量は減ったが、味も色味も良く例年通りのできとなっている。 ヒオウギガイは、ホタテガイに似た形で甘く濃厚な味わいが特長。隣接の高知県では「長太郎貝」とも呼ばれる。愛南漁協御荘支所では、天然採苗した稚貝を約1年半かけて育て、直径8・5センチ以上などの基準を満たしたものを旬の冬にブランド貝として出荷する。2日は朝から同支所ヒオウギ部会(小林哲代表)の生産者らが育てた貝を海から引き上げ、配色に気を使いながら手際よく箱詰めしていった。初回の12ケースは県内外に郵送した。
愛媛新聞社