モデルで才女！ イタリア旧王家を担う、麗しきヴィットーリア王女の正体
イタリアにはかつて王家があり、その血を継ぐ美しき王女がいるのをご存じ？ 今回は、頭脳明晰でモデル業もこなし、父母の美貌を受け継いだサラブレッド、ヴィットーリア王女が何者なのかに迫ります。
ヴィットーリア王女って何者？
2003 月12月28日生まれで現在19歳のヴィットーリア・ディ・サヴォイア（以下、ヴィットーリア王女）は、スイスのジュネーブに生まれ、現在はロンドンに留学中。 イタリアの旧王家、サヴォイア家のエマヌエーレ・フィリベルト王太子と仏女優クロティルド・クローとの間に誕生した長女で、サヴォイア家の現当主ヴィットリオ・エマヌエーレの孫である。イタリアには現在王室はないものの、最後の国王の直系子孫として、その地位を受け継ぐことになっている。
モデル、インフルエンサーとして活動中の大学生 これはinstagramの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
ロンドン大学で政治学と美術史を学んでいるというヴィットーリア王女は、2021年7月に大学入学資格であるバカロレアを大変優秀な成績で合格しており、才女としても知られている。 大学生活を満喫しながら、パリを拠点とする国際的モデリングエージェンシー「カリンモデル」所属しており、ヴォーグの表紙などに抜擢される現役モデルでもある。さらに、ファッションウィークの常連で、ロンドンと、フランス、イタリア、スイス、モナコなどを行き来しておりインフルエンサーとも言えそうだ。
イタリア旧王家、女性も王位請求者になることが可能に
サヴォイア家は古代王家の血統であり、1860年代から1946 年まで、イタリアの国王を務めてきた。1946年に国民投票で君主制が廃止されたため、サヴォイア家の人々は国を追われ、国外に亡命していた。2003年になってやっと、イタリアに入国することができるように。 2021年、ヴィットーリア王女の祖父（イタリア最後の国王の息子）が、王室の継承者は男性に限定されるという中世以来の法律を変更し、女性が王位請求者*となることを認める決定を下した。王政復古することはなくても、外国で行われる王室の式典に王位の代表として出席したり、サヴォイア家の慈善事業を取りしきったりなどができるようになる。王女がNYタイムズ紙に明かしたところによると、この変更は「祖父からの最高のプレゼントだった」そうだ。 （*ここでは、旧王族、またはその末裔で理論的に王位継承権を持つ者のことをいう。）
