衆院選27日投開票「政治とカネ」など巡り与野党攻防激化 鹿児島4選挙区の終盤情勢は?(2)
(小里泰弘候補 自民・比例・前(6))「明るく心豊かに暮らせる住み続けたいと思えるふるさとにしたい」 7期目を目指す自民党比例九州前職の小里泰弘さんは現職の大臣として臨む初めての選挙戦で、公務のため東京と地元を往復しながら組織戦を展開し、選挙区での議席奪還を狙います。 (記者)鹿児島3区は野間さんが立憲の支持層を固めてリードし、小里さんとの差を広げつつあるとみられます。3区が現在の区割りになり、2人は1勝1敗と互角の結果で、3回目の対決でどちらに軍配が上がるのか注目されます。 ■鹿児島4区 続いて鹿児島4区です。 (森山裕候補 自民・前(7))「今回の選挙は日本の将来のかかった選挙。地方の将来がかかった選挙」 8期目を目指す自民党前職の森山裕さんは党の幹事長として公認候補の応援に回る中、24日は選挙期間中唯一、地元での集会を開いて支持固めを図っています。 (山内光典候補 社民・新)「今こそ政権交代。自民党では政権交代はできない」 社民党新人の山内光典さんは鹿児島県内では唯一の社民党の公認候補で、九州を重点地区とする党の政策を訴えつつ、ほかの野党とも連携しながら政権批判票の受け皿を目指しています。 (記者) 鹿児島4区は森山さんがリードし、山内さんが野党支持層への浸透を図りながら追っているとみられます。 MBCの調査では県内4つの選挙区の回答者の2割から3割ほどが投票先を「まだ決めていない」としていて、今後、情勢が変わる可能性もあります。 今回の衆院選は公示前から「政治とカネ」がクローズアップされてきましたが、物価高騰や人口減少、安全保障など鹿児島、日本が抱える課題は多岐にわたります。 終盤に入り、与野党の攻防は激しさを増していますが、それぞれの候補者の訴えがどこまで有権者に届くのか。開票結果に注目したいと思います。 ▶衆院選27日投開票「政治とカネ」など巡り与野党攻防激化 鹿児島4選挙区の終盤情勢は?(1)を読む
南日本放送