野生動物画家・岡田宗徳さん、国頭村へ10万円 ゆかりの地、豪雨被害に「恩返しを」 沖縄
日本ワイルドライフアート協会の会員で、野生動物画家として活動する東京都在住の岡田宗徳さんは12月16日、国頭村役場を訪れ、知花靖村長に豪雨災害への義援金として10万6600円を手渡した。国頭村へ寄付を届けるため、11月24日に東京都内でチャリティー絵画教室やグッズ販売イベントを開催しその収益金を充てた。 【動画】巨大ハブとヤンバルクイナの動画が反響
岡田さんは、日本で絶滅の恐れのある動物を中心に絵を描き、海外の展示会へも出展するなど精力的に活動を続けている。各賞への入選歴もあり、新聞、テレビ、ラジオにも多数出演している。17年前から国頭村を訪れており、村内で希少動物の保護活動やお絵かき教室のイベントを開催するなど、村民との親交を深めている。 コロナ禍で沖縄への移動を控え活動を中止していたが、本格的な活動開始を進めるため、11月に沖縄へ渡る準備を進めている矢先に豪雨災害を報道で知った。お世話になっている方々へ少しでも恩返しがしたいと、東京でのイベントを企画した。 寄付と併せて、2009年に制作したヤンバルクイナの版画を寄贈した。作品は世界の動物画の審査会(年に1回)で初入選した、岡田さんの思い入れの深い作品で、飛べない鳥を世界に羽ばたかせることができた作品という。 知花村長は「国頭村とのつながりを大事に、このような形で表していただき感無量だ。心から感謝し、大切な義援金を有効に使わせていただきたい。貴重な版画についてもとてもうれしく思う」と感謝の言葉を述べた。
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