G7広島サミットで使用された円卓や椅子を展示する記念館

　昨年5月に広島市で開かれた先進7カ国首脳会議ゆかりの品を展示する「G7広島サミット記念館」が19日、同市の平和記念公園にお目見えする。出席者が使用した円卓や椅子のほか写真パネルなど計約100点が、当時の雰囲気を伝える。 　広島県内の官民組織「広島サミット県民会議」がプレハブ1棟（平屋約110平方メートル）を新設した。会議風景の写真を背景に県産ヒノキ製の円卓（直径約3メートル）や椅子を配し、平和記念公園での献花風景や訪問先の厳島神社でのなごやかな様子を捉えた写真も飾る。 　原爆資料館訪問時の芳名帳（レプリカ）には、首脳たちが核兵器廃絶や平和への思いを記している。 　記念館がオープンする19日は、G7広島サミット開幕から1年の節目。同県民会議は「被爆地広島で各国のリーダーが平和に思いをはせたサミットは歴史的イベント。その意義を展示でアピールしたい」としている。 　開館は午前7時半～午後7時で入館無料。