再送-リビアの産油量が半分以下に減少、政治的対立で
(見出しを修正します) Ayman Al-Warfali [ベンガジ 29日 ロイター] - 中央銀行総裁人事や石油収入を巡る政治対立が続くリビアで油田の操業停止がさらに広がり、29日には国内の産油量が通常の半分以下に減少した。複数の港で石油輸出も停止した。 ロイターの計算では、29日時点で産油量は日量約70万バレル減少。7月の産油量は日量約118万バレルだった。 リビアの石油資源を管理する国営石油公社(NOC)によると、油田の操業停止に伴う過去3日間の生産損失は合計150万4733バレルで、約1億2000万ドルに相当する。 コンサルティング会社ラピダン・エナジー・グループは、生産損失は日量90万─100万バレルに達し、数週間続くと推定している。 リビアは石油輸出国機構(OPEC)加盟国。 東部トブルクを拠点とする勢力は、西部にある首都トリポリの暫定政権側が解任した中銀総裁を復帰させるまで、東部地域の油田を閉鎖し、生産と輸出を停止すると表明している。