自公で単独過半数割れも高知は自民圧勝 街の声と各政党は
高知さんさんテレビ
10月27日に投開票が行われた衆院選。今回の選挙結果を受けて高知県民はどう感じたのでしょうか。 与党の過半数割れについてー 20代男性 会社員: 「自民党はちょっとずつ裏金問題とかで信頼なくなってきてるから、それで結局国民からの不信感もいっぱいあると思うし、そうなるかなって」 50代男性 自営業: 「どうなるでしょうね、逆に。自民党が負けてほかのところが連合で一緒になって上手くいくのか、前回もあまり上手くいったように思わないので、自民党さんにもうちょっと頑張ってもらいたかったかな」 県内の結果を受けてー 30代女性 会社員: 「いや~ちょっと残念ですけど、でも他のところ(都道府県)が頑張ってくれたので高知も頑張ってほしいな。もうちょっとニュースとか見たりとか問題意識とかを持って、自分の生活と政治が密接につながっていることをもうちょっと皆さん理解してもらったらというか」 80代男性: 「大変な情勢の中で日本をどういうふうにかじ取りしていくかということをきちっとしてほしいな。若い世代の責任があるやん、今の大人がな」 今回の選挙結果を受け県内の各政党はー 自民党県連 明神健夫 幹事長: 「全国で自民党が議席を減らす中で、県内の有権者は自民党公明党の連立政権にこの先を託していただいたわけですね。『政治とカネ』の問題の自民党の説明が十分ではなくて、有権者の皆さんに全く理解をされていなかった。この結果は厳しく受け止めております」 立憲民主党県連 長尾和明 幹事長: 「(県内の)小選挙区では残念な結果だったが、50議席増やし与党過半数割れの目標が達成できたのは大きな成果だった」 県選挙管理委員会によりますと、投票率は51.97%と前回2021年の衆院選を5.37ポイント下回っています。戦後3番目の低さで、多くの市町村で前回を下回りました。特に中谷さんが不在だった1区は49.59%と50%を割り込み、尾崎さんが終始戦いを優位に進めていた2区は前回を7ポイント近く下回りました。投票率の低さは、県内で選挙戦自体が盛り上がらなかったことが原因と考えられます。 全体で見ると、自公は過半数割れの惨敗となりましたが、高知の小選挙区では自民候補の高い知名度と組織力で安定の戦いとなりました。一方で、自民への批判票の受け皿となった立憲民主党は、公示前の98議席から148議席と大きく増やしましたが、県内では支部組織が脆弱なうえ表立った野党共闘が成り立たなかったことから議席獲得とはなりませんでした。 混迷する政局。私たちが票を託した県関係の3人の国会議員の働きに注目です。
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