「沈む国」に理解を 日本キリバス協会代表理事のオノ・ケンタロさん 福島市の北沢又小で講話 地球温暖化考える授業
地球温暖化について考える授業が17日、福島県福島市の北沢又小で行われ、6年の児童が日本キリバス協会代表理事のオノ・ケンタロさんの講話を聞いた。 オノさんは長年過ごしたキリバス共和国での暮らしを紹介した上で、地球温暖化の影響で海水面が上昇し将来的に「沈む国」とされているキリバスにも「毎日の生活、未来、歴史がある」とした。 温暖化の原因は人間が石油や石炭を使い過ぎ、森を破壊し、海を埋め立て、食べ物を無駄にし過ぎていることだと指摘した上で「温暖化は人災。一人一人が最後の防波堤になれる。希望だけは失わないでほしい」と呼びかけた。 授業は県の講師派遣事業を利用して実施した。県は今年度、北沢又小を含め県内各地の小中高校など10校に講師を派遣する予定。 (県北版)