家に入れたきっかけは「100円札ありませんか?」高齢の被害者が語る犯行手口 高額買い取りうたった貴金属窃盗事件
RKB毎日放送
去年12月、福岡県うきは市で貴金属の高価買取をうたって高齢者の家を訪れ、ネックレスを盗んだ疑いで別の窃盗事件で逮捕・起訴されている男が再逮捕されました。 【画像で見る】高齢の被害者が語る犯行手口 男に貴金属を盗まれた女性が取材に応じ、その手口などについて話しました。 窃盗の疑いで再逮捕されたのは、福岡市中央区平尾の会社員・塩谷隼人容疑者です。 塩谷容疑者は去年12月、貴金属の高価買取をうたってうきは市に住む当時83歳の女性の家を訪れ、買取候補の商品の中からネックレス1本・30万円相当を抜き取って盗んだ疑いが持たれています。 取り調べに対し塩谷容疑者は容疑を認めているということです。 塩谷容疑者は、福岡県内で起きた別の窃盗事件に関与した疑いで、逮捕・起訴されていました。 福岡県内に住む78歳の被害女性 「100円札をビニールいっぱいに入れて、透明のね、それを持って100円札ありませんかって言うけん、ありますよって言うて玄関の方にどうぞって」 こう話すのは、去年12月、福岡県内で塩谷容疑者にネックレスを盗まれる被害に遭った78歳の女性です。 78歳の女性によりますと、塩谷容疑者は当初、「旧札はありませんか」などと言いながら、自宅に入り込んできたといいます。 そのうえで、高価買取すると言って貴金属を集めさせて査定。 塩谷容疑者は、女性が「売りたくない」と言ったものも1万円札を示しながら強引に買い取ったうえ、一部の貴金属を抜き取り、盗んだということです。 福岡県内に住む78歳の被害女性 「いっぺんもはめていないメガネがだから歯がゆくて歯がゆくてね、ネックレスも主人との思い出で一回だけしかつけていないものでした」 福岡県内では2020年ごろから同様の事件が他にも14件(被害総額約360万円)確認されていて、警察が余罪についても捜査しています。
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