京都精華学園が「U18日清食品トップリーグ」初優勝…桜花学園相手に残り1分半での逆転劇/U18トップリーグ女子
■千葉経済大付属が最終戦で初白星…札幌山の手は精華女子に大勝
11月18日、「U18日清食品トップリーグ2023」女子が国立代々木競技場 第二体育館にて大会最終日を迎えた。 【動画】京都精華学園が初優勝 主将・堀内のプレーはこちら! ここまで白星を獲得できていない千葉経済大学附属高校(千葉県)は、聖和学園高校(宮城県)と対戦。角陽菜多の得点で先制に成功した千葉経済大付属は、聖和学園の高瀬ゆのかに苦しめられながらも、20-16とわずかにリードし第1クォーターを終える。第2クォーターでも、拮抗した試合展開は続いたが同クォーター終盤に田端若菜が連続得点に成功。44-38と千葉経済大付属6点リードで前半を終えた。 後半に突入すると坂口彩花の3ポイントで点差を2ケタに広げた千葉経済大付属。61-52で迎えた最終クォーターも、聖和学園の猛追から逃げ切り77-71で勝利した。千葉経済大付属は、角がチーム最多の22得点、牧野琉依が19得点4リバウンド6アシスト、坂口彩花が11得点11リバウンド6アシストをマークしている。 札幌山の手高校(北海道)は精華女子高校(福岡県)と対戦。第1クォーター終盤、精華女子の米森奈々心に3ポイントを沈められ逆転を許した札幌山の手。1点ビハインドで迎えた第2クォーターは、開始直後に高橋優希が得点しすぐさま再逆転に成功する。その後、谷口憂花を中心に得点し54-31と23点リードで試合を折り返した。 第3クォーターでは一時10点差まで詰め寄られた札幌山の手だったが、最終クォーター中盤に巻朋花が連続3ポイントに成功。精華女子を跳ね除け、最終スコア109-70で快勝した。札幌山の手は、大山瑚南菜が26得点9リバウンド、高橋が25得点4アシスト、巻が3ポイント7本を含む22得点を記録した。 なお、第2試合を終えて千葉経済大付属、聖和学園が勝ち点8、札幌山の手と精華女子が勝ち点9でそれぞれ並ぶ結果に。勝敗記録が同じ場合「当該チームの対戦での得失点差の大きい方」という順位決定方法が適用されることから、札幌山の手が5位、精華女子が6位、千葉経済大付属が7位、聖和学園が8位で最終順位を確定させた。 岐阜女子高校(岐阜県)は暫定2位の大阪薫英女学院高校(大阪府)と対戦。立ち上がりこそリードを奪われた岐阜女子だったが、絈野夏海の3ポイント、ジュフ・ハディジャトゥのインサイドを中心に得点を重ね23-14で第1クォーターを終える。続く第2クォーターも大阪薫英女学院の得点を8点に抑え、47-22で前半を終えた。 岐阜女子25点リードで迎えた後半も、絈野の得点は止まらず。安藤美優のディープスリーも決まり、岐阜女子が82-66で勢いそのままに大阪薫英女学院を下した。絈野が29得点8アシスト、ハディジャトゥが21得点15リバウンドをマークしている。 また、大阪薫英女学院は、この試合に敗れたことから桜花学園高校(愛知県)の6勝に及ばないことが確定。最終日を前にした段階では、第4試合の結果次第で優勝争いに参戦する可能性があったが、最終戦を待たずしてその可能性は消滅。タイトルは、第4試合の直接対決を制したチームに与えられることとなった。