ポンペイ遺跡から新たなフレスコ画出土、ギリシャ神話の場面描く
紀元79年のヴェスヴィオ火山噴火で埋もれたイタリア南部の古代ローマ都市ポンペイの遺跡で、ギリシャ神話の場面を描いた複数のフレスコ画が発見された。 ポンペイ考古学公園が11日に公開した映像からは、フレスコ画が驚くほど良好な状態で保存されていたことがうかがえる。 同公園によると、発見されたフレスコ画のひとつは、ギリシャ神話に登場するトロイのヘレンが、トロイの王子パリスと出会っている様子を描いたものだという。またもうひとつは、ギリシャ神話の神アポロンがトロイの巫女カサンドラを誘惑しようとしている様子を描いたものとされる。 同公園によれば、これらの絵画はもともと宴会場に飾られていたと考えられている。