雪国まいたけ創業40年でユキグニファクトリーへ社名変更へ…海外展開、代替肉発売など転換期
きのこ製造、食品事業大手の雪国まいたけ(本社・新潟県南魚沼市)は21日、1983年(昭58)7月の創業以来、変えなかった社名を25年4月1日から「ユキグニファクトリー」に変更すると発表した。6月26日に開催予定の定時株主総会において、定款の一部変更が承認されることが条件となるという。 雪国まいたけは「当社は、まいたけの大量人工栽培技術を世界で初めて確立し、現在でも、まいたけにおける生産量は世界最大を誇るリーディングカンパニーです。1983年に会社設立以降40年以上に亘り、まいたけを軸として、エリンギ、ぶなしめじ、マッシュルーム、本しめじ、はたけしめじと多種多様なきのこの生産により、マーケットの拡大に取り組んできました」と創業以来の経緯を説明した。 その上で「昨年12月には中期経営計画を刷新。更に、きのこの総合メーカーとしての進化をとどめることなく、昨年度のオランダ進出による本格的な海外展開に続き、本年度におきましては、新規事業として取り組んできた、きのこの『代替肉』の発売を予定しております」と海外展開をはじめとした新規事業の展開についても説明。「この大きな転換期を迎えるにあたり、自らのコアバリュー・独自性を改めて見直し、引き継いでいくべき伝統と信頼、そして未来に向かってのあるべき姿を見すえ、その思いと決意を胸に、このたび相応しい社名に一新したいと決断いたしました」と、社名変更に至った理由を明らかにした。 そして「今までも、そしてこれからも、自然からの恩恵であるきのこの可能性を、雪国で磨いた技術や探求心により最大限引き出し魅力的な製品を開発することで、持続的な成長へとつなげてまいります」とした。