「中に飼い犬を残している」と火の手があがる中、助けに戻ったか 大阪で火災相次ぐ 高齢女性2人が死亡
関西テレビ
14日、大阪府では火災が相次ぎ、高齢の女性2人の死亡が確認されました。 和泉市で死亡した女性は、火の手があがる自宅に、飼い犬を助けに戻ったとみられます。 午前10時40分ごろ、和泉市小田町の住宅で、「家の一階から火が出ている」と、近くに住む人から消防に通報がありました。 火は、およそ4時間後に消し止められました。 高齢女性が、心肺停止の状態で住宅の1階から見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。 火元は住宅の1階の仏壇とみられています。 警察と消防によると、この家には80代の夫婦と孫が3人で住んでいて、女性は当時1人で家にいたということです。 近くに住む人によると、女性は一度は外に出たものの、「家の中に飼い犬を残している」と言って、自宅の中に戻ったということです。 一方、堺市美原区南余部の住宅でも火事があり、木造2階建て住宅が全焼しました。 【近くに住む人】「煙がすごかった。一階が燃えてたから来た時。上からもだんだん(火が)強くなってきて」 警察と消防によると、住宅の中で、高齢女性が心肺停止の状態で見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。 この家に1人で住む60代の女性と連絡がとれていないということで、警察は死亡した女性の身元の確認を進めています。
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