福島県いわき市は１５日、パリ・パラリンピック柔道女子４８キロ級（全盲）で銀メダルを獲得した同市出身の半谷静香（３６）＝トヨタループス＝に市民栄誉賞（市民スポーツ栄誉賞）を贈った。同日、市役所で表彰式を行った。 　内田広之市長が「銀メダルはたゆまぬ努力の成果であり、市にとっても誉れだ」と式辞を述べ、表彰状を手渡した。併せて「いわき応援大使」の委嘱状も手渡した。 　２０１７（平成２９）年に続いて２度目の受賞となった半谷は「市民の応援が力になった。受賞を励みに、気軽にスポーツができる環境づくりに貢献したい」と語った。 　半谷は生まれつきの弱視。平一中で柔道を始め、東日大昌平高で健常者と競った。筑波技術大（茨城県）進学後に視覚障害者柔道に転向。ロンドン、リオ、東京に続く４度目のパラ挑戦で、初のメダルに輝いた。メダル獲得を受け、福島民報社から福島民報スポーツ大賞を受ける。