映画『ゴールデンカムイ』、こだわりの衣装・小道具を公開 監督「1年以上かけて作ってくれた」
映画『ゴールデンカムイ』の完成報告会が20日に行われ、主演の山﨑賢人さん(29)、山田杏奈さん(22)、久保茂昭監督(50)らが登場しました。さらに、会場には劇中で使用された衣装や小道具も展示され、監督がこだわりや思い出を明かしました。 【画像】山田杏奈、実写版『ゴールデンカムイ』でアシㇼパ役 SNSには「あの子なら安心」の声 映画『ゴールデンカムイ』(2024年1月19日公開)は、累計発行部数2600万部(映画配給会社発表)を突破しているコミック『ゴールデンカムイ』の実写化。明治末期の北海道を舞台に莫大(ばくだい)なアイヌの埋蔵金を巡る一獲千金ミステリーです。
山﨑さん演じる主人公の“不死身の杉元”と呼ばれる元陸軍兵・杉元佐一と、山田さんが演じるヒグマに襲われた杉元を助けたことから相棒として旅をすることになるアイヌの少女・アシㇼパの衣装と小道具が、イベント会場で展示されました。
■アシㇼパの衣装 監督「1着つくるのにも半年くらいかかって」
山田さん演じるアシㇼパの衣装について、久保監督は「特にアシㇼパの衣装はアイヌの物語でもあるので、本当にアイヌの方々につくっていただいた。1着つくるのにも半年くらいかかっていて、全部手縫いで。模様とか」と衣装へのこだわりを明かしました。 また、衣装以外にもアシㇼパが使用したマキリ(小刀)やタシロ(山刀)などの小道具も、アイヌの方々が1年以上かけて作ってくれたものだということで、久保監督は「ひとつひとつ大事な小道具」だと思いを語りました。
■杉元佐一役・山﨑さんが使用した『三十年式歩兵銃』
また、山﨑さんが演じる杉元佐一が劇中で使用した『三十年式歩兵銃』は、現在の日本にはどこにもない銃だということで、久保監督は「日本にないんです。どこにもなくなってて。主要人物の銃は、そういうのも1つ1つこだわってて」と再現にこだわって作ったことを明かしました。