Number_i平野紫耀「熟して、熟して、熟して…やっと世に出せた」デビュー曲「GOAT」制作裏話をメンバー3人で明かす
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。今回の放送は、Number_i(ナンバー・アイ)の平野紫耀(ひらの・しょう)さん、岸優太(きし・ゆうた)さん、神宮寺勇太(じんぐうじ・ゆうた)さんが登場。3月6日(水)にリリースされた1st Single「GOAT」について伺いました。
◆「GOAT」に込められた思い
――Number_iの1st Single「GOAT」が3月6日(水)にリリースされました。リリースしたときは、どんな気持ちでしたか? 平野:今回は準備期間を結構設けさせていただいて、みんなでじっくりと考えて、熟して、熟して、熟して……やっと世に出せたっていう感じですね。 ――どういう曲を1st Singleにするのか、いろいろな選択肢があったと思いますが、どんな話し合いがありましたか? 平野:(曲が決まるまで)結構ずっと話していたよね。僕らの見せたことのない一面を見せられるような楽曲というか、(ファンの)みんなが想像するようなものじゃない感じで、皆さんを魅了させられるような楽曲ってどういうものなのかを考えて(制作しました)。 あと僕らはヒップホップも好きなので、自分たちなりに咀嚼したヒップホップが「GOAT」でしたね。 ――自分たちがやりたいイメージには、すぐに辿り着きましたか? それとも、時間がかかりましたか? 平野:結構大変だったよね。 神宮寺:いろいろ時間がかかりました。 岸:曲が見つかってからも時間がかかったよね。(より良い曲に)ブラッシュアップしていくために。 ――どのようにブラッシュアップしていったのですか? 平野:トラックメーカーと一緒にスタジオにこもって、「ここの音、これはいらない」とか、逆に「こういう音を足してほしい」とか、一つひとつ一緒に作業させてもらいました。 あとは、ラップのレコーディングもみんなで一緒におこなったりして、「(今まで)聴いたことのない、こういう感じの声を出してみてよ」とか。 ――途中で難しすぎて“これは完成できない”と思うような瞬間はありましたか? それとも“絶対にこの曲でいこう!”と制作していきましたか? 神宮寺:ある程度、進めてからは“この曲でいこう!”ってなったよね。最初にトラックを聴いたときに“なんだこの曲は!?”みたいな、曲を聴いて初めて抱いた感覚のようなものがあって、そこに可能性をすごく感じたので、“これをもっと追求していったら面白いものができるんじゃないか!?”って思いました。 岸:あまり聴いたことがない感覚というか、すごく耳に残るフレーズでラップもクセになるし、トラックの展開も素晴らしくて“これはすごい!”って思いましたね。 ――リスナーから「3人は『GOAT』のレコーディングのとき、どれくらい曲を聴いて、どのように練習しましたか? 特に岸くんのパートが難しすぎるのでコツがあれば教えてほしいです」とメールが届いていますが、いかがですか? 岸:多分、みんな死ぬほど聴いたよね。 平野:うん、リリースされる前には、もう聴き慣れすぎていたもんね(笑)。 神宮寺:あと、この曲は3回録り直したよね。 岸:しかも、朝まで何時間も(スタジオに)こもって録り直して「もっとこうしてほしい」ということを各々で言い合ったり、一緒にブースに入ってテンションを上げてくれたり。助け合いながら長時間を乗り越えたよね。 神宮寺:それこそ、岸くんのラップは3回目で生まれたものだよね。3回目を録っていなかったら、あのラップじゃなかった。 平野:最初は結構普通だったもんね。でも、せっかくだから3人それぞれ違う個性・キャラクターが欲しいってなったときに、岸くんがちょっとクレイジーキャラというか。 岸:みんなそれぞれのキャラクターを作ったうえで1曲に仕上がっていって。(聴くと)それぞれのキャラクターが見えますね。 平野:あれを歌うコツはあるんですか? 岸:コツ……多分ないですね、俺も感覚でやっちゃっているので(笑)。あとは、そのときに教えてもらった感じやそのときのテンションで歌っているので、説明するのはちょっと難しいですね(苦笑)。 (TOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」放送より)