“数十年に1度”開花なのに…幻の花「リュウゼツラン」各地で咲き誇る
「数十年に一度」がここまで重なる理由について、専門家は2つの可能性を指摘します。 可能性のひとつは、昭和の“サボテンブーム”です。 中部大学 応用生物学部 堀部貴紀准教授 「昭和30年くらいに、サボテン多肉植物ブームがあって、その時に日本に入ってきたものが野外にでて、日本各地で路上で大きくなっているんじゃないか」 「リュウゼツラン」などの多肉植物が多く入ってきたという昭和30年代からの「サボテンブーム」。それから約70年。日本に入ってきた個体の子孫が、次々と花を咲かせている可能性を指摘。 もうひとつの可能性が、気温の上昇です。 中部大学 応用生物学部 堀部貴紀准教授 「平年よりも日本の気温が今年高いようなので、成長がよくなって開花する個体が増えたと」 夜でも気温が10~30℃ほどの環境が適しているため、今年の暖かさで成長が進んだ可能性があるといいます。 まだまだ続く、暑い夏。あなたの街でもリュウゼツランの花が咲く…かもしれません。