ユニクロ、新宿「ビックロ」跡地に旗艦店 訪日客にもアピール
ファーストリテイリングは25日、東京・新宿に「ユニクロ新宿本店」をオープンする。かつてビックカメラとユニクロが協業した大型店舗「ビックロ」があったビルを改装した。新たな「グローバル旗艦店」という位置づけで、売り場面積は1～3階で計1200坪にのぼる。 【写真】ユニクロ新宿本店では、欧米で人気の商品を日本人向けのサイズに作り直して販売する=2024年10月23日、東京都新宿区、井東礁撮影 グローバル旗艦店は現在国内に3店舗あり、新規の出店は4年ぶり。訪日客も多い新宿にオープンすることで、国内外の客にアピールしたい考えだ。店では国内で扱う全商品を取りそろえるほか、オンラインストア以外では国内で取り扱いがない、欧米向けの商品も厳選して販売する。 この地では2012年に「ビックロ ユニクロ新宿東口店」がオープンしたが、賃借契約の終了に伴い22年6月に閉店。「新宿駅周辺の再開発計画で人の流れが変わることも考慮した」（広報）という。 その後このエリアでは、新宿駅近くの商業施設や、新宿三丁目駅近くにユニクロの新店舗を開き、現在計4店舗ある。それでも訪日客の増加に伴い、いずれも「フル稼働状態」（広報）だという。今回の店舗には「本店」の名が付くが、ユニクロの本店ではなく、新宿エリアの本店として位置づけるという。（井東礁）
朝日新聞社
