節目彩る歌声聴いて 福島県南相馬市のMJCアンサンブル 7日に15周年イベント 活動写真や表彰状展示
福島県南相馬市の少女合唱団MJCアンサンブルの設立15周年記念イベントは7日午後2時から、市内原町区の野馬追通り銘醸館二番蔵で催される。地域の復興とともに歩んだ軌跡をたどり、節目を美声で彩る。 同団は市内や浪江町の高校生が中心となって2009(平成21)年に結成された。団員が中学時代に合唱指導を受けた金子洋一さんが代表に就き、小中学、高校生メンバーを中心に活動を続けている。 2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後は復興に向かう姿を発信しようと国内はもとよりニューヨークやウィーン、台湾など海外の舞台にも立ち、歌声を披露してきた。 イベントでは15年の軌跡を振り返る写真や映像、歴代のユニホーム、交流での記念品、活動に対する表彰状などを展示、上映する。 現役団員10人に卒団員も加えた公開練習を行い、午後3時からコンサートを開く。 団長の成田奈央さん(原町高1年)、団員の桜井美結さん(原町一中)は「さまざまな交流で貴重な体験をすることができた。コンサートでは先輩たちを迎え、15年の歩みを歌声に込めたい」と来場を呼びかけている。
(相双版)