TARAKOさん『お別れの会』、キートン山田さん「まる子よ、順番が違うだろう…」 ちびまる子ちゃんファミリー、早過ぎる死を惜しむ
3月4日に死去した声優TARAKOさんのお別れの会「TARAちゃんありがとうの会~たいせつなきみへ~」が15日、東京・有明の「TFT HALL 1000」で執り行われ、親しかった関係者やファンが故人をしのんだ。「ちびまる子ちゃんファミリー」の声優たちも駆けつけ、元声優のキートン山田さんは「まる子よ、順番が違うだろう。友蔵が先である。後半へ続く」と早過ぎる死を惜しんだ。 TARAKOさんは34年間、フジテレビ系アニメ番組「ちびまる子ちゃん」でまる子役を担当。今年に入り、病と闘いながら仕事をしていたが、容体が急変したといい、63歳で亡くなった。 第1部の式典にはフジテレビの港浩一社長のほか、気象予報士で声優の木原実やお笑いコンビ「爆笑問題」、声優の山寺宏一ら約800人が参列。花祭壇には音符の装飾が施され、TARAKOさんの笑顔の写真などが飾られた。黙とうや「ありがとうの言葉」に続き、声優仲間たちが祭壇前で番組主題歌「おどるポンポコリン」を歌った。 番組のナレーションを務め、TARAKOさんと番組を支えてきたキートンさんはTARAKOさんと長年メールをやりとりした。最後のメールは昨年12月で「一番文章が短くて、いつも絵文字いっぱいなのに1つもなくて異変を感じてました。『何かあったの』と聞く勇気がなかった」と回想。その後、訃報に接し「うろたえました。庭で雑草を抜きながら『何でだ』『何でだ』……」と残念がったという。
中日スポーツ