セガサミー戦の九回に登板した巨人・大勢＝ジャイアンツ球場（撮影・今野顕）

巨人・大勢投手（２４）、中川皓太投手（３０）が１９日、セガサミーとのプロ・アマ交流戦（ジャイアンツ球場）で実戦復帰を果たした。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている 阿部監督、杉内投手チーフコーチも視察に訪れた中、２－４の八回に中川が登板し、三ゴロ、四球、投ゴロ、二ゴロで１回無安打無失点。最速は１４６キロだった。大勢は九回に登板し、先頭打者に右前打を許したものの、最速１５５キロの直球で押す圧巻の３者連続三振に仕留めた。大勢は「スピードもシート打撃の時より出ていましたし、体にも嫌な反応はない」と振り返り、中川も「体の不安も今日は全然なかった。あとは１軍で抑えられる状態を作るだけ」とうなずいた。 大勢は５月４日に右肩の違和感で戦線離脱。開幕時は「八回の男」だった中川は左膝痛のため４月１４日に登録抹消されていた。阿部監督は今後について「２軍に合流してもらって投げてもらう。もちろん結果も求めていってほしい」と、連投テストなどを課す。杉内投手チーフコーチは「オールスター前に戻ってくれば万々歳じゃないですか。７月の始めでもいけるんでしょうけどね。２軍でちゃんと鍛錬してもらって。桑田2軍監督と阿部監督のＧＯサインが出てからじゃないですか。そんなに急を要してはいないかなと思います」と語った。