MS-Japanが運営する、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career（エムエスキャリア）」は、「管理部門・士業の平均年収ランキング2024」を発表した。

■2023年の平均年収は528万円。エリア別では「関東」、職種・資格別では「公認会計士」が1位

管理部門・士業の2023年の平均年収は528万円で、前年から1万円ダウンという結果に。

男女別では「男性」が595万円で前年と横ばい、「女性」が440万円で前年から1万円アップしたという。

エリア別の1位は「関東」で567万円と前年から3万アップ、2位は「東海」で463万円、3位は「関西」460万円と、2位と3位は1位との差が開く結果に。

また、職種別の平均年収は、「管理部門」が571万円、「士業」が884万円、「士業事務所スタッフ」が459万円。

資格別にみると、管理部門のトップは「内部監査」で785万円、士業トップには全体1位でもある「公認会計士」で977万円、士業事務所スタッフのトップは「監査法人スタッフ」が640万円と並ぶ結果に。

職種・資格別の平均年収ランキングでは、1位は997万円で「公認会計士」、2位は945万円で「FAS・財務系コンサルタント」、3位は896万円で「弁護士」。

トップ10内には、「コンサルタント」が3職種、「士業」が2職種、「内部監査」「経営企画」が2職種ずつ、「経営企画」「監査法人スタッフ」「金融」が1職種ずつランクイン。

■業種別では1位「監査法人」、2位「法律事務所」、3位「メディカル・バイオ」

業種別の平均年収ランキングトップ3は、1位は「監査法人」で814万円、2位は「法律事務所」723万円、3位は「メディカル・バイオ」で697万円と続き、2022年から順位変動はなかったという。

また、前年から最も上昇したのは「特許事務所」で昨対+77万円、続いて「コンサルティング」で昨対+65万円、さらに7位から4位にランクアップ、「エネルギー・インフラ」は昨対+33万円で6位から5位にランクアップと、平均年収が大きく上昇したとのことだ。

一方、「その他士業事務所」が昨対－46万円「WEB・インターネット」が昨対－35万円、「法律事務所」が昨対－22万円、「IT・通信」が昨対－20万円と、管理部門士業の平均年収の落ち込みが目立つ結果に。