福岡市や太宰府市で「夏日」に 満開の桜の下で「暑い」 寒暖差で「春バテ」に注意 対策は睡眠
FBS福岡放送
2日は福岡市や太宰府市で25℃を超える夏日となりました。朝晩と日中の「寒暖差」が大きくなる今の季節、体調不良に注意が必要です。
2日午前、福岡管区気象台では、3月27日に開花が発表されたソメイヨシノの標本木の観測が行われました。 ■福岡管区気象台・橋本真平さん 「サクラ8割咲いていますので満開となります。」 平年より2日遅れで満開を迎えたと発表されました。 ■吉村史織フィールドキャスター 「公園の中に桜並木があって、きれいですね。」 県内のサクラの名所のひとつ、大宰府政庁跡は花見を楽しむ多くの人で賑わっていました。 ■訪れた人 「毎年来ているのですが、ここに来ないと春が来た感じがしないので。」 「かわいい。」 「お弁当を堪能しながらお花見するのが一番楽しいかな。子どもも一緒に初めて一緒に花見に来たのでよかったです。」 太宰府市や福岡市では朝から気温がぐんぐんあがり、ことし初めて25℃を超える夏日となりました。太宰府天満宮の参道では、上着を脱いで半そでで歩く人の姿が見られました。 ■ 大分から 「暑い、少し暑いですね。」 ■滋賀から 「博多駅から暑いと言いながら。着るものに困ります。」
福岡県内では先週から最低気温と最高気温の差が大きい日が多く、その差が10℃以上になった日もありました。 この寒暖差に戸惑いを感じるという人もいました。 ■40代 「まずは朝と昼の寒暖差にかなり戸惑っているというか。つらいですね。」 ■20代 「昼が暑いような、でも夜中は寒いから、本当に洋服、何着ようみたいな。」 中には、体調に異変を感じるという人もいました。 ■40代 「寒暖差で体がだるいな、きついなというのはある。ストレスはやっぱり感じる。」 ■50代 「寒かったり暑かったりするので、熱が出たりもあります。」
福岡市のクリニックにはこの時期、寒暖差の影響で体調を崩したと訴える人が、多く診察に訪れるといいます。 ■アイさくらクリニック・木村昌幹院長 「めまいや耳鳴り肩こり、頭痛。“春バテ”という言葉は珍しいと 思うのですが、気温の変 化、気圧の変化でによって起きる体調不良です。」 木村院長によりますと、一日の気温差が10℃以上あると体調不良になりやすいといいます。 ■木村院長 「気温の変化に対する対策としては、洋服を上手に調節するカーディガンやストールを活用する。一番重要視するのは睡眠、睡眠時間をできるだけ一定にして質のいい睡眠をとる。」 そのほか、浴槽につかることや、週に3回、1日30分の運動を続けることが有効だということです。 2日の福岡は局地的に非常に激しい雨が降る予報で、気圧の変化が見込まれます。またところによって、日ごとの気温差が10℃以上となる日も予想されることから、体調管理に注意が必要です。
大きな寒暖差などで心身に不調をきたす“春バテ”について、アイさくらクリニックの木村昌幹院長は以下のような対策を指摘します。 ▽服装での調節 ▽湯船につかる ▽週3回1日30分の運動 ▽睡眠 このうち、最も重要なのは睡眠で、睡眠時間は12時間を超えないように、7時間から8時間が望ましいということです。 木村院長は、“春バテ”の症状がでたら早めの対処するよう呼びかけています。4月以降は様々な環境の変化があり、そこで生まれるストレスと“春バテ”が重なると「五月病」につながりやすいということです。