「世界ジュニアゴルフ」千葉市の中3が優勝 きっかけは父の勧め「宿題やるよりは…」と小4から 千葉市長に喜び報告
7月に米国で開かれたジュニアゴルフの世界選手権で優勝した千葉市立白井中学3年の仁科優花さん(14)が市役所を訪れ、大舞台での貴重な経験と手にした勝利の喜びを報告した。「集中しすぎて試合中のことは覚えていない。いろんな人に『おめでとう』と言われて、世界一を取ったことを実感した」と笑顔で語った。 優勝したのは「2024IMGA世界ジュニアゴルフ選手権」の13歳-14歳女子の部。3日間通算9アンダーで102人の頂点に立った。 2022年に出場した11歳-12歳の部では、2日目終了時点で2位につけたものの最終成績は7位。「2年前にすごく悔しい思いをしていたので、絶対優勝したい気持ちがあった。集中しすぎて(目の前の)一打しか頭になかった」と振り返った。 ゴルフを始めたのは小学4年の夏休みの頃。父の勧めがきっかけだった。学校の宿題が終わっていなかったこともあり、当時は「宿題をやるよりはましかな」という心持ちだったが、次第にゴルフの楽しさに取りつかれたという。 現在は登校前と下校後に、市内の練習場だけでなく自宅近くの山林で走り込むなど強化に励んでいる仁科さん。将来は「日本を代表するプロゴルファーになって、オリンピックに出たり世界で活躍したい」と一層の成長を誓った。 出迎えた神谷俊一市長は「さらなる活躍を祈念している。素晴らしいゴルファーに成長して」と激励した。