「安心して眠って」と犠牲者追悼 川崎の20人殺傷から5年
川崎市多摩区で2019年、登校中にスクールバスを待っていた私立カリタス小の児童らが襲われ、2人が死亡、18人が負傷した事件は28日、発生から5年となった。事件現場では、朝から近くの人たちが訪れて手を合わせ、犠牲者を悼んだ。 襲撃のあった時刻に近い午前7時半ごろ、花を手向けた会社員岩崎由紀子さん(53)は「あれから5年たつが昨日のことのようで忘れられない。亡くなった2人には安心して眠ってほしい」と話した。 事件は19年5月28日に発生。両手に包丁を持った岩崎隆一容疑者=当時(51)=が、児童ら2人を殺害し、18人が重軽傷を負った。容疑者は直後に自殺した。