新年を迎えられた天皇ご一家「安らかで良い年となるよう願っております」能登の被災地を案じられる
令和7年。天皇ご一家は、穏やかに新しい年を迎えられました。 新年にあたり公開された映像でご覧になっているのは、能登地方の伝統芸能「御陣乗太鼓」のお面とばちです。 ご一家は被災地の復興が着実に進むことを願う思いを映像を通しても示されました。 【画像】新年祝賀の儀 天皇陛下は、新年にあたり発表した感想の中で、能登半島地震や各地の自然災害、物価の上昇などに苦労する人々を気遣い「人々がお互いを思いやり、支え合いながら、様々な困難を乗り越えていくことができるよう願っています」と記されました。 また、2025年に戦後80年の節目を迎えることにも触れ「平和な世界を築いていくために、人々がお互いの違いを認め合い、共に手を携えて力を合わせていくことの大切さを感じます」と平和への思いを綴られました。 1月1日、天皇皇后両陛下は、皇族方や三権の長などから新年の挨拶を受ける「新年祝賀の儀」に臨まれました。 両陛下とともに、長女・愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さまも出席されました。 2024年、三笠宮妃百合子さまが亡くなられたことを受け、三笠宮家と高円宮家の皇族方は出席を控えられました。 衆議院と参議院の議長などから祝賀を受けられた陛下。 「新しい年を共に祝うことを誠に嬉しく思います。年頭に当たり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられました。 午後には、各国の駐日大使らから新年のあいさつを受けられた両陛下。 民族衣装などで正装した、約130の国と地域の大使たち一人一人に笑顔で応えられました。 2024年成年になった秋篠宮家の長男・悠仁さまは成年式を行っていないため、一連の儀式には出席せず、宮殿の別の部屋で両陛下に新年の挨拶をされました。 翌1月2日、皇居では新春恒例の「新年一般参賀」が行われました。 2024年は元日に能登半島地震が発生し中止となったため、2年ぶりの実施となり、朝から大勢の人々が列をつくりました。 午前10時過ぎ、皇居・宮殿、長和殿のベランダに両陛下が立たれ、上皇ご夫妻、愛子さま、秋篠宮ご夫妻と佳子さま、常陸宮妃華子さまも並ばれました。 天皇陛下: 新年おめでとうございます。皆さんとこうして新年を一緒に祝うことをうれしく思います。 その一方で、昨年の元日に発生した能登半島地震や、各地で起こった大雨の災害などにより、いまだにご苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じています。 いろいろと大変なこともあるかと思いますが、本年が皆さんにとって、安らかで良い年となるよう願っております。 年の始めに当たり、我が国と世界の人々の幸せを祈ります。 訪れた人たちの祝賀に笑顔で手を振って応えられた両陛下と皇族方。 2024年社会人となった愛子さまも、にこやかに手を振られていました。 足を骨折しリハビリ中の上皇后・美智子さまも、杖を使わずに元気な姿を見せられました。 この日午前と午後に、5回行われた一般参賀。 合わせて6万人余りが皇居に集まり、新年を祝いました。 (「皇室ご一家」1月5日放送)
皇室ご一家
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