沖縄・熊本交流試合が糸満で開催!1勝1敗1分けの結果に【第14回沖縄・熊本交流試合】
23日、24日に沖縄の糸満市で「第14回沖縄・熊本交流試合」が開催された。結果は1勝1敗1分。23日の2試合の試合内容をレポートしたい。 【一覧】23日のイニングスコア・バッテリー 【第一試合 熊本県選抜7vs3沖縄県選抜】 熊本選抜が山本 吏騎(専大熊本)、沖縄選抜が久高 颯(エナジック)で先発。共に5イニングを投げ、山本が3失点。久高は1失点のみ。試合が大きく動いたのは後半。二つのワイルドピッチで同点とした熊本選抜は7回裏、二死から内野安打でチャンスを作ると、百合達哉(城北)がセンターの頭を大きく越える2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功。 8回裏には浦上 雄宇(熊本工)がレフトを襲うタイムリー二塁打。続く松本悠来(有明)がライトへ運び、浦上が生還し4点差をつけた。 リリーフの二番手の堤 煕之介(熊本)、三番手の水上 岳大(千原台)も好投を見せ、沖縄選抜打線を封じ込めた。 敗れた沖縄選抜だが、相手のエラーで先制すると5回表には、イーマン 琉海(エナジック)と平地 悠樹也(八重山商工)の連続長短打で3対1と一時はリードする展開を見せてくれた。 全体的にスイングスピードは熊本選抜が圧倒的に上という印象。沖縄選抜は地元なだけに、いつものように戦っているが、熊本選抜は試合に勝つことはもちろん、各々がものすごく楽しんでいる印象を受けた。 【第二試合 熊本県選抜4vs4沖縄県選抜】 熊本選抜は、5番奥村 隆斗(八代)の2打席連続タイムリーなどで序盤3-0とリードをひろげる。 先発の渡邉 幸多郎(熊本学園大付)が、4イニングを投げ被安打3の無失点ピッチング。しかし渡邉が降板してから流れが一気に沖縄選抜へと変わる。 5回表、走者を一塁に置いて8番川満 理貴(宮古)が、すくい上げると打球はグングン伸びセンターオーバーのタイムリー三塁打。次打者の内野ゴロの間に川満が生還し1点差へと詰め寄る。 連敗は逃れたい沖縄選抜は、終盤8回に砂川 誠吾(エナジック)のタイムリーと、9回の押し出し四球で遂に逆転。だが、熊本選抜もその裏、途中出場の松本 悠来(有明)が二死一・二塁からのセンター前タイムリーで同点に追い付き引き分け。是が非でも勝ちたかった沖縄選抜だったが、0vs3の劣勢を押し返した意地が光った第二試合であった。