大雪で6日も交通障害発生 鉄道乱れ、国道通行止め 福島県内
5日から降り続いた大雪の影響で、福島県内は6日も交通障害が発生した。 JR東日本によると、東北線黒磯―新白河駅間と郡山―福島駅間、常磐線原ノ町―鹿島駅間の上下線で一部列車のダイヤが乱れた。計20本が運休し、14本が最大約1時間50分遅れた。約2550人に影響した。 県富岡土木事務所によると、浪江町の国道114号で雪の重みで倒れた木が電線に接触した。撤去作業のため午前6時ごろから約4時間半にわたり、同町赤宇木―下津島間(延長約10キロ)が通行止めになった。 5日夜から一部区間で続いていた東北自動車道、磐越自動車道、あぶくま高原道路の通行止めは6日朝までに解除された。いわき市の国道49号で発生した立ち往生も解消された。 空の便は6日午前8時5分福島発伊丹(大阪)行きの全日空1696便が欠航した。 県警本部によると、県内各地でスリップ事故が相次いだ。5日は116件、6日は午前8時30分までに23件発生した。
郡山地方広域消防本部によると、郡山市の80代女性が雪道で転倒し、左足を骨折する重傷を負った。 6日朝には、各地で雪かきに追われる人の姿が見られた。