不正軽油販売で5億6千万円脱税疑い 神戸の石油販売会社社長を追送検 県警
兵庫県警保安課などは3日までに、地方税法違反(軽油引取税の脱税)の疑いで、神戸市の石油製品販売会社社長の男(61)=神戸市=を追送検した。また法人としての同社を同違反容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 【写真】「満タンで1万円」ドライバーため息、高値続くガソリン 捜査関係者によると、追送検容疑は2021年8月~23年7月、軽油と灯油を混ぜた不正軽油などを販売し、軽油引取税計約5億6600万円の支払いを免れた疑い。同課の調べに容疑を認めているという。 男は他の人物らと共謀し、兵庫県知事などの承認を受けずに、自動車のエンジン燃料として灯油計約506万リットルを譲渡したり、不正軽油計約1258万リットルを製造したりしたとして、同課などに地方税法違反(軽油不正製造など)の疑いで逮捕されていた。 兵庫県や大阪府、奈良県などの1府4県は、男ら6人と同社を地方税法違反の疑いで神戸地検に告発した。