【2023秋冬コート】コンサバ育ちの50代が着たい「かっこいい」スタイルとは?
スタイリング提案してくれるのはスタイリスト室井由美子さん。今回は50代が着たい「かっこいい」の作り方をアウターを取り入れながら考えていきます。 【写真】50代ファッションに「かっこいい」が必要な理由。2023年秋冬に着るとしたら?
50代ファッションで学びたいのは芯の強さを感じる「かっこよさ」。たとえばキャメル×ブラックで作る潔いスタイル
「『50代はどんなファッションがしたいですか?』と聞かれて、パッと思い浮かんだのは”かっこよさ”を取り入れていきたいということでした。何歳になってもきっと“コンサバ”が私のベースにあって、好きであることは変わらないし、40代で覚えた”カジュアル”、気負わず着られるようになった”可愛い”もこれからも取り入れていきたいと思っています。そこに加えて”かっこよさ”も取り入れられたら……と欲が出てきました(笑)。言い換えれば”芯の強さ”のようなものかもしれません。 ひとつが上で着ているマントスタイル。キャメルのコートに中はオールブラック。元々好きなボウタイブラウスも取り入れてくれました。ブラウスと言えば白を選ぶことが多かったし、オールブラックはあまりしてこなかったスタイル。たぶん自分でコーディネートしたらブラウスは白にしていた気がしますが、潔い黒とキャメルだけの世界、そのコントラストがかっこよくて、とてもきれいですよね。そしてマントコートのシルエットで華やかさも加わって……。今までの私の延長にありながらも、今までに着たことのないスタイル。まさに私の思い描く”かっこいい”スタイルでした」 Yumiko’sアドバイス 「『かっこいい』スタイルと言われたときにジャケットを思い浮かべる人も多いと思います。大人世代の多くの方も同じくジャケットは定番で着ているのではと思ったので、今季らしい華やかさもあるマントコートをアウターとして取り入れて『かっこいい』を考えて見ました。『かっこいい』は決してマニッシュなアイテムじゃないと作れないわけではないんですよね。中をパンツスタイル、かつオールブラック、そしてボウタイブラウスはシアーな素材にすることで、大人の女性に似合うエレガントさもある『かっこいい』に仕上げました」