プレミアリーグ、半自動オフサイドテクノロジーの導入が延期か…2024年中は使用予定なし?
プレミアリーグにおける半自動オフサイドテクノロジーの導入が延期される可能性が浮上しているようだ。26日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。 半自動オフサイドテクノロジーとは、スタジアム内に設置された専用の追跡カメラとボールに内蔵されたセンサーにより、ピッチ上の各選手の位置やボールが蹴られた瞬間を正確に検知し、より正確かつ迅速なオフサイド判定をサポートする技術。FIFAワールドカップカタール2022やチャンピオンズリーグ(CL)、セリエAなどで採用されており、プレミアリーグにおいては2024-25シーズン途中での導入が発表されている。 当初は10月のインターナショナルマッチウィーク後にお披露目となる予定だった半自動オフサイドテクノロジーだが、導入時期が延期されることが確実になったようだ。報道によると、審判員の統括団体であるプロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド(PGMOL)は秋ごろに追加のテストを行う予定で、技術のさらなる改善に確信が持てるまではプレミアリーグでの使用は控えるとのこと。少なくとも2025年を迎えるまでは、プレミアリーグでの使用は予定されていないようだ。 なお、PGMOL関係者は半自動オフサイドテクノロジーの導入により、オフサイド判定を確認する時間を現在より30秒近く縮めることができると期待しているという。 プレミアリーグのオフサイド判定をめぐっては、昨シーズンの第7節トッテナムvsリヴァプール戦においてコロンビア代表FWルイス・ディアスのゴールが取り消されたシーンに代表されるような、人為的ミスによる誤審が度々発生している。果たして新技術が導入されるのはいつになるのだろうか。
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