【密着】ネパール ヒマラヤの秘境に潜む怪魚を求め、フィッシングガイドとして奮闘する息子へ届ける父の想い
大自然で生きる夢を諦めきれず、仕事を辞めネパールへ
幼い頃から父に連れられ、自然の中で遊び回っていた勇人さん。高校卒業後は就職したものの、大自然で生きる夢を諦めきれず退職し、24歳の時にヒマラヤを擁するネパールに語学留学した。そして、その頃に出会ったサンティさんと結婚。両親は日本の仕事を辞めるときも、ネパールで生きることを決めたときも、何の反対もせず送り出してくれたという。 今回、現地で働く息子を見た父・茂さんは、「嬉しそうな顔をしてましたね。あんな顔はあまり見ないですね」と頬をゆるめる。
新たなスタートを切るべく奮闘する息子へ、父からの届け物は―
コロナ禍により仕事は大打撃を受けたが、冒険ツアーの拠点となるロッジも間もなく完成する。「村には昔ながらの生活がいまだに残っていて、人々が純粋で、すごくいいところだなあと思う。またこの場所で、この地域の人たちと触れ合いたいと思ってもらえるような、そんなロッジにしたい」。そう夢を語り、新たなスタートを切るべく奮闘する息子へ、父からの届け物は手作りの大きなスピーカーとアンプのセット。木工が趣味の父が息子のロッジに置いてほしいと作ったものだ。さらに父から届けられた歌が、手嶌葵の「明日への手紙」。「元気でいますか。大事な人はできましたか。いつか夢は叶いますか…」スピーカーから流れる曲を聴きながら、父が綴った手紙を読む勇人さんの目に涙があふれる。「今まで支えてくれたことを思い出して、泣くつもりはなかったんですけど」と照れ笑いする勇人さん。そして「親孝行ができるように頑張りたいと思います。ロッジができたらぜひ来てもらって、ここの自然を案内して…少しは親孝行したいと思います」と両親に感謝の想いを伝えるのだった。 (読売テレビ「グッと!地球便」2024年2月11日放送)
読売テレビ「グッと!地球便」