東京五輪の聖歌ランナーを務めた恵俊彰（’20年）

10月20日、関口宏（80）が『サンデーモーニング』（以下『サンモニ』・TBS系）の司会を来年３月末で降板することを同局が発表した。関口は、 【超貴重画像】すごい…宇垣美里アナのコスプレがすごい！圧倒的ビジュアルとオーラ 《番組を長く持続させていくために、まだ視聴者に支持されている段階で世代交代すべき》 と、TBSとの双方で判断したと説明。後任は『報道特集』の膳場貴子（48）だという。元NHKアナの膳場はTBSの看板報道番組ばかりを渡り歩いているが、この決定に、 「うちの局（TBS）は、他局を辞めたフリーのアナウンサーばかり優先的に起用する」 と、局内のベテランアナウンサーは不満を口にした。しかし、落胆しているのは局アナだけではない。“サンモニ”に出演している「三桂」所属のキャスターやコメンテーターらも、関口と共に降板させられるのではないか….と、戦々恐々の思いで事態を見守っており、早くも営業に走っている者もいるという。 「『三桂』は、関口氏が代表を務めるフリーアナウンサーやコメンテーターに特化した芸能事務所で『サンモニ』には、スポーツコーナーを仕切る唐橋ユミや、ニュースを担当する中西悠理らが出演。コメンテーターでは姜尚中氏、谷口真由美氏、『屋根裏』ことタケ小山氏、中西哲生氏らが出演しています。 かつては、女性キャスターがもっと大勢出ていました。橋谷能理子さんは今年３月いっぱいで降板しましたが、30年間も出ていました。TBSの女性アナウンサーだったら、とっくに世代交代していたはずですが、これも関口さんの力あってこそでした」（情報番組制作関係者） そんな中、彼ら以上に肩を落としていると言われるのが、『ひるおび』（TBS系）の恵俊彰（58）だそうだ。 「恵さんは『サンモニ』を引き継ぐつもりで、これまで『ひるおび』を頑張ってきたのだと思います。今回の落選は事前には知らされていたでしょうが、ショックは大きかったでしょうね」（TBS関係者） 恵がTBSの午後帯のメインに就いたのは’04年、『（特）情報とってもインサイト』が最初だった。視聴率が上がらず、わずか１年で終了するのだが、直後に『きょう発プラス！』がスタート。これも１年で終了した。しかし、その後に始まった『２時っチャオ！』で存在感を示すと、視聴率も徐々に上昇。同番組は３年続き、同枠で現在の『ひるおび』がスタートすることになる。ここまで、TBSが恵を推してきたウラには理由があるという。 「TBSが恵さんを関口さんの“次”という目論見でキャスターとして育てていたことは間違いありません。あれだけ低視聴率だった『～インサイト』から我慢して恵さんを使い続けてきたのですから。その甲斐あって、『ひるおび』は視聴率で同時間帯トップとなりました。それは、’19年まで続きました」（同・関係者） しかし、TBSの朝帯が『ラヴィット！』となり、視聴者層が若くなったことで雰囲気が変わったという。 「中尾明慶と南明奈がMCの『プチブランチ』も始まり、立川志らくがボヤいていたように『ひるおび』は『王様のブランチ』のようなバラエティ色の強い番組になってしまいました。 『ひるおび』の視聴率も、世帯平均視聴率で『大下容子ワイド！スクランブル』（テレビ朝日系）に負けることが多くなった。報道系番組に力を入れる流れが止まってしまったことが大きいですね」（テレビ情報誌記者） それでも恵は、早稲田大学スポーツ科学研究科大学院で学ぶなどして、報道系MCとしての知識を蓄える努力を続けていたという。 「“口約束”とはいえ、『関口さんの次は恵さん』と歴代プロデューサー陣が言い続けてきたからです。当然そのことは恵さんの所属事務所であるワタナベエンターテインメントの幹部にも伝わっていたため、このたびの膳場氏の起用には、『話が違う』と憤りを口にしていると聞きました。 ただ、『サンモニは政権に物申すスタンスでやってきた。そのMCにタレントである恵さんを起用するわけにはいかない』と話すTBS幹部もいて、その辺りの認識の違いがTBSとワタナベの間で生じた可能性もあります。関口さんの『サンモニ』勇退が思ったよりも早かったのも、恵さんやワタナベにとって誤算だったのかもしれません」（スポーツ紙記者） 『ひるおび』ホームページには、恵のこんな言葉が紹介されている。 《ほぼ、毎朝５時には起きています。毎朝、歯を磨いて、お風呂を掃除して、新聞を読んで、情報番組を見て、TBSに向かいます。これが、ほぼ毎朝のルーティンです》 『ひるおび』で、このまま踏ん張り続けるのか。恵の判断を見守りたい。