ワーナーが『パラサイト 半地下の家族』を手掛けたCJ ENMと契約 英語&韓国語版のリメイクを互いに開発へ
世界中でセンセーションを巻き起こし、非英語作品として初のアカデミー賞作品賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』が、ワーナー・ブラザースでリメイクされるかもしれない。 【写真】『パラサイト 半地下の家族』フォトギャラリー Varietyによると、この度ワーナー・ブラザースが韓国の総合エンタテインメント企業CJ ENMと提携し、両スタジオの作品のリメイクや資金提供、配給を行う契約を交わしたそうだ。これにより、ワーナーはCJ ENMの作品を英語リメイク、CJ ENMがワーナーの作品を韓国語でリメイクすることになる。 CJ ENMはこれまで、ポンジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』のほか、アカデミー賞2部門にノミネートされたセリーン・ソン監督の『パスト ライブス/再会』、パク・チャヌク監督によるサイコスリラー映画『お嬢さん』などを手掛けてきた。 他方ワーナーは、『カサブランカ』や『欲望という名の電車』、『理由なき反抗』といった往年の名作から「ハリー・ポッター」シリーズ、『バービー』まで、1万2500本以上のコレクションがある。 ワーナーとCJ ENMはそれぞれ、英語版リメイクと韓国語版リメイクの開発と制作を主導し、オリジナルのスタジオは、脚本家や監督の起用などクリエイティブ面に対し、意見を述べることが出来るそうだ。ワーナー・ブラザース・ピクチャーズが、韓国、ベトナム、インドネシア、トルコを除く世界各国で配給を手掛けるという。