timelesz の「オーディション番組」大人気の陰で…他の芸能事務所が〝戦々恐々〟なワケ
『極悪女王』『地面師たち』と並ぶ人気ぶり
佐藤勝利(27)、菊池風磨(29)、松島聡(26)によるSTARTO社のアイドルグループ『timelesz(元Sexy Zone)』の新メンバーオーディション番組『timelesz project -AUDITION-(タイプロ)』がNetflix(ネトフリ)で配信中だ。9月13日に「episode01」が、同27日には「episode02」が配信された。ネトフリではいずれもオリジナルシリーズの『地面師たち』、『極悪女王』が大人気作品となっているが、『タイプロ』は「今日のTV番組TOP10」や週間ランキングでトップ5入りする人気コンテンツとなっている。 【ロケ撮】すごい…ロケの合間に坂道系女優と楽しそうに話していた菊池風磨 「Sexy Zoneは中心メンバーだった中島健人(30)が3月いっぱいで卒業しました。その翌日の4月1日、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、グループ名をtimeleszに改名し新メンバーのオーディションを一般公募で開催すると発表。グループメンバーをオーディションで決めるというのは前代未聞の話だったために、ファンの間では賛否が分かれました。しかし動画が人気なのは、ファンの関心が高い証拠でしょう」(芸能記者) これまでの放送回では、応募者1万9822人の中から選ばれた約350人とメンバーが直接対面。Sexy Zone時代にバックダンサーを務めたこともあるという元ジュニア(旧ジャニーズJr.)、地方のテレビ局のアナウンサーら17歳から29歳までの36人が2次審査を通過し3次審査に進んだ。 「episode02」でオーディションへの思いを聞かれた菊池は《これが今までやってきた活動の集大成だと思っていて、ここで出会った仲間たちとアイドル人生のラストを歩むつもりなんで、それぐらい大きいことですよね》と語り、佐藤は、《5大ドームとか国立とか、それぐらいの規模の夢を掲げられるのは自分の現在地も関わってくると思うので、そういう意味ではこれが最後の挑戦になるかなと思います》と熱いまなざしで語っていた。彼らの中でもこのオーディションにかける気持ちは生半可なものではないようだ。 ◆日本では「虹プロ」「日プ」が人気だったが…… もともと、韓国ではK-POPグループのメンバーを選ぶオーディション番組が人気を集めていた。日本では、9人組ガールズグループ『NiziU』を’20年に輩出したグローバルオーディションプロジェクト『Nizi Project(通称・虹プロ)』が動画配信サービス・HuluやYouTubeで配信され、「ステイホーム」のコロナ禍真っただ中に人気コンテンツとなった。また、吉本興業が中心となって開催されたTBS系のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN(通称・日プ)』も話題に。同番組からはボーイズグループ『JO1』や『INI』、ガールズグループ『ME:I』がデビューを飾っている。 「古くは、日本テレビ系の視聴者参加型の公開オーディション番組『スター誕生!』が人気でした。’90年代末には『モーニング娘。』らを輩出した『ASAYAN』もありましたが、それ以降は長年、日本のテレビ界は新たなオーディション番組を生み出すことがありませんでした。ところが虹プロの番組が人気が出たことで、’19年9月の同時期に始まっていた日プも注目されていくことになりました。 ’21年にはシーズン2、’23年にはガールズグループバージョンのシーズン3が開催されて、10代、20代を中心に人気を呼んでいます。この番組は視聴者投票によってデビューメンバーが決定するシステムのため、SNSで自分が推す候補者への投票を呼びかけるなど、ファンも過熱して盛り上がりました。オーディションの過程に注目させて、デビュー前にファンを囲い込む〝オーディション商法〟といってもいいでしょう」(レコード会社関係者) 旧ジャニーズ時代の事務所がネトフリと組んだ仕事は、’22年3月に配信された中島の主演映画『桜のような僕の恋人』ぐらい。そもそも、旧ジャニーズ事務所がそのオーディションを番組として公開するようなことは考えられなかったことだろう。timeleszがグループとしてネトフリと本格的にタッグを組むことになったのはかなり画期的なことだった。 「ネトフリでのオーディション番組の人気によって、timeleszが注目を浴びるのは確定です。番組を観ていたファンは新メンバーも推してくれるだろうから、テコ入れ戦略としては大成功だと思います。もともとSTARTO社は影響力が絶大でファンを多く抱えています。仮に『ジュニア』メンバーのオーディション番組をやれば、注目度はケタ違いでしょう。他の事務所にとってSTARTO社の〝オーディション商法〟への進出は脅威でしかないのです」(レコード会社関係者) まずはtimeleszの新メンバーに、どんな逸材が何人選ばれるかが注目される。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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