内山高志氏

　ボクシングの元WBC世界フライ級王者・内藤大助氏（49）のユーチューブチャンネル「内藤大助のチャレンジします！」に、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏（44）が出演。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（30＝大橋）の対戦相手について意見を交わした。 【写真】井上尚弥と中谷潤人 　井上は次戦9月の対戦相手としてIBF＆WBO同級1位サム・グッドマン（オーストラリア）に照準を定めていたが、グッドマン側が7月にノンタイトル戦を行うことを発表したことで〝白紙〟に。代役としてWBO同級2位TJ・ドヘニー（アイルランド）が有力候補に浮上している。 　内山氏は「サム・グッドマンじゃあ、もう俺は全然、面白くない。グッドマンはうまいタイプで、雑なところがあまりなく、パンチ力も別にそこまであるでもなく。井上尚弥の一番、格好のエジキ。（前戦の）ネリは雑な部分があるからやりづらかった部分もあるけど、うまいタイプじゃ無理」ときっぱり。 　内藤氏も「俺も試合見たけど、グッドマンが勝つイメージが全くわかない」とうなずいた。 　また、内山氏はドヘニーについても「グッドマンとドヘニーだったら、ドヘニーの方がまだ面白いかなと思うけども、まあ、どっちとやってもな…」と食指は動かず。元2団体王者のムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）も対戦候補に控えているが「だったら（ジョンリル）カシメロの方が強気なイケイケの部分、雑な部分がある。まだカシメロはネリ寄りのタイプ。（井上を相手に）最初から臆してやっちゃうと絶対にダメ。『俺のパンチで倒しにいってやるぜ』ぐらいの気持ちじゃないと、絶対に勝てない」と〝問題児〟の名前を挙げた。 　ただ、試合展開の予想を求められると「カシメロは恐らく自分から手を出していくけども、結局、井上のパンチをもらって撃沈」とズバリ。最後に、今後に見てみたい相手を問われると「今思うのは、中谷（潤人）選手とか。日本人だったら最有力かな。体格的に結構、大きいんでね。パンチもあるし、いろんな角度から打てる。技術も高いので」とWBC世界バンタム級王者を指名した。