こんなはずでは…。欧州、新天地で苦戦している大物選手(3)実は昨季から不調…。80億超えMFは立ち直れず
2024/25シーズンの欧州主要リーグ開幕から約2ヶ月半が経過した。早くもチームに欠かせない戦力となっている新加入選手がいる一方で、新天地で定位置の確保や実力発揮に苦しむ選手もいる。今回は、移籍先で苦戦する大物選手10名をピックアップして紹介する。(データは2024年11月6日現在)。
MF:ドウグラス・ルイス(ユベントス) 生年月日:1998年5月9日 移籍金:5150万ユーロ(約82.4億円) 24/25リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト 今夏にチアゴ・モッタが新監督に就任したユベントスは、セリエA第11節終了時点では無敗とまずまずのスタートを切っている。しかし、全ての物事が上手く進んでいるわけではなく、その中には負傷者を含むいくつかの誤算がある。 最も想定外だったのが、今夏にアストン・ヴィラからサミュエル・イリング=ジュニオールとエンソ・バレネチェア+金銭という取引で獲得したドウグラス・ルイスの不調だ。 ポジション争いに敗れたことから、セリエAでの先発出場は2試合しかなく、リーグ戦とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でそれぞれ1度ずつPKを献上するなど、期待されていたパフォーマンスを発揮できているとは言い難い。 ただ、ドウグラス・ルイスが不調に陥っているのは今季に始まったことではない。彼は2024年を通して絶不調であり、2023/24シーズンにアストン・ヴィラで記録した成績を見るとそれがよくわかる。 2023/24シーズンの前半戦はドウグラス・ルイスのキャリアの中でもベストなパフォーマンスで、得点関与にフォーカスすると公式戦29試合で7得点5アシストを記録。ところが年が明けると25試合で3得点4アシストと得点に絡む機会が大きく減少した。 それまでは見られなかったロストから失点にも絡むなど、求められる役割が変わっていない中でプレーに精彩を欠くようになり、オリンピアコスとのUEFAカンファレンスリーグ準決勝では、キャリアを通して初のPK失敗と痛恨のPK献上でベスト4敗退の要因の一つとなっていた。 今夏に行われたコパ・アメリカでもPKを失敗し、ユベントス移籍後も2023/24シーズン後半戦でみせた不調を引きずっているように見える。この状況を打破するためには再び自信を取り戻すしか方法はないだろう。
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