社員数名の会社も応援しまっせ! トータル支援で「よろず経営相談」/大阪
ランナーは経営者で支援チームは伴走者
海外進出や新分野参入を狙う意欲的相談が相次いだ。半面、思いの強さとは裏腹に、現状と目標のギャップが大きいと、実現は難しい。北口さんは「成長分野は注目を浴びる分だけ、競争が激しい。むしろ、自分たちの生きるエリアを見つけるのも、賢明な選択肢のひとつです」と話す。 相談者の3割ほどは女性で、独創的な創業プランが魅力的だ。ある女性創業希望者に対しては、支援チームが小ロットでも製造してくれる業者を紹介するとともに、商品ネーミングの重要性を助言。共同でネーミングに知恵をしぼっているという。 「単品の支援に留まらず、いろいろな要素を組み合わせたトータル支援で、実効性を高めたい。ビジネスのマラソンレースを走るのは経営者自身で、私たち支援チームは伴走者。ある程度具体的な成果が見えてくるところまで伴走しますので、がんばって走り続けてください」(北口さん) 大阪経済の主役は中小企業。中でも小規模事業者の奮戦が待たれるところだ。相談受付時間は午前9時30分から午後5時30分まで(土曜・日曜・祝日を除く)。相談無料。詳しい問い合わせは大阪府よろず支援拠点(06・6947・4375)まで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)