シュワちゃん主宰の大会で世界が認めた肉体美 自信深めた59歳のボディービルダー
元米カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんが主宰するボディービル世界大会「アーノルドクラシックヨーロッパ」のマスターズ55~59歳オープンクラス(無差別級)で、上田市下塩尻の鷲巣国彦さん(59)が5位に入った。25日、市役所を訪れ、土屋陽一市長に報告した。 【画像】腕の筋肉も仕上がってます
鷲巣さんは、8月に高松市で開かれた日本マスターズ選手権の50歳以上70キロ以下級で2位に入り、世界大会の出場権を獲得。初めての海外で出場するか迷ったが、「とりあえず挑戦してみるか」と決意した。10月にスペインで開かれた世界大会は緊張せずに楽しめたといい、「海外の選手に通用することが分かった。来年も狙っていきたい」と自信を深めた様子だった。
競技を始めたのは、生活に変化を求めた37歳の頃から。現在は市内でジムを営み、利用者への指導の傍らで練習を積む。「ボディービルは芸術であり、スポーツでもある。つくり上げていく過程が楽しい」と笑顔で話した。目の前で鷲巣さんの四つのポージングを見た土屋市長は「伝統ある大会で、5位は素晴らしい成績」とたたえた。