最悪の”超大型契約”に…MLB、不良債権となった大物(6)”殿堂入り確実”のレジェンドだが
メジャーリーグの世界では、球界屈指の活躍を見せる選手の超大型契約が度々話題となる。長期契約を結ぶことにより、主力の流出を防ぐメリットがある一方で、年俸に見合う活躍ができなければ、不良債権と化してしまうデメリットも存在する。そこで今回は、大型契約を結ぶも期待外れとなったメジャーリーガーを紹介する。
ミゲル・カブレラ
・ポジション:内野手 ・投打:右投右打 ・身長/体重:193cm/121kg ・生年月日:1983年4月18日 MLB史上最高打者の1人として知られミゲル・カブレラ。期待通りの活躍を見せていた時期も長かったが、晩年は金額に見合う活躍はできなかった。 2003年にフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)でメジャーデビューを果たすと、2005年には3割30本100打点をクリアし、シルバースラッガー賞を獲得した。 2007年オフには現在も所属するデトロイト・タイガースへトレード移籍。翌年の開幕前に8年契約を締結すると、その実力を遺憾なく発揮。2012年には打率.330、44本塁打、139打点と傑出した数字を叩き出し、三冠王とシーズンMVPなどに輝いた。 翌2013年も2年連続でシーズンMVPを戴冠。圧倒的な活躍が評価され、2014年の開幕前、残っていた年数も含めて10年総額2億9200万ドルの内容で2度目の超大型契約を勝ち取った。 その後も活躍を続けていたカブレラだったが、近年は衰えが見られており、成績は下降の一途をたどっている。2022年オフには、契約 ラストイヤーとなった2023年も、98試合に出場。通算3000安打、500本塁打達成など数々の大記録を達成した。
ベースボールチャンネル編集部