自由が丘「あえん」が冬メニュー 秋田県横手市の食文化にスポット
自由が丘にある和食レストラン「あえん 自由が丘店」(目黒区自由が丘2、TEL 050-3627-5780)が11月20日、秋田県横手市の食材を使った期間限定メニューの提供を始めた。(自由が丘経済新聞) 【写真】横手市十文字町のブランド豚を使った 「十文字町十豚の塩こうじグリル 冬野菜添え」 「里山の恵み」をキーワードに旬の食材を使ったメニューを提供する同店。全国の産地を応援したいと、今回は秋田県横手市産の食材にスポットを当てた冬メニューを用意する。 横手市は、秋田県の内陸南部に広がる横手盆地の中央に位置し、日本有数の豪雪地帯として知られる。厳しい冬を越えるため、食材の保存技術や発酵の食文化が発展してきた。 「横手『発酵のまち』まず一品五種盛り合わせ」(980円)は、たくあんを燻製(くんせい)した秋田の冬の保存食「いぶりがっこ」を使った「いぶりがっこのポテトサラダ」、横手市山内特産のサトイモ「イモノコ」を使った「山内いものこ揚げ出し サクサクしょうゆアーモンド」などを5品を盛り合わせた。 「シバチクあっぷるとん生ハムと冬の彩りサラダ」(1,380円)は、横手市で作られる「あっぷるとん生ハム」を使ったサラダ。廃棄されてしまう横手産リンゴを食べさせて育てたブランド豚「あっぷるとん」を天然塩で塩漬けし、鳥海山から吹き下ろす風に当てて18カ月間長期熟成した生ハムだという。 「十文字町十豚の塩こうじグリル 冬野菜添え」(2人前=1,980円)は、横手市十文字町のブランド豚「十豚(じゅっとん)」を、塩こうじに漬け込んでグリルした。塩こうじは、横手市平鹿で古くから愛されている麹(こうじ)屋が手がけたもので、原材料の米や米こうじは秋田県産のものを使っているという。 このほか、秋田のブランド牛を使った「秋田牛のグリル 彩り野菜添え」(2人前=2,980円)、完全手作りで生産した横手名産のうどん「斎藤製麺/稲庭うどん醍醐味(だいごみ)軍鶏(しゃも)スープつけ麺」(1,280円)など。 メニューに合わせ、横手産ブドウを使ったブドウジュースや、秋田県の酒蔵が手がける日本酒「雪の茅舎(ぼうしゃ)」「ゆきの美人」、横手市の「天の戸・夏田冬蔵」の3種飲み比べも用意する。 営業時間は11時~15時、17時~21時30分(日曜・祝日は21時まで)。来年3月11日まで。
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