【高校野球】驚愕の強力打線…「低反発」で「飛ばないバット」も桐光学園高にはまったく無縁
ネット裏で視察した中日・音重鎮チーフスカウトは「(バットの)ヘッドが効いているから、あれだけ飛ばせる。大したものです。一冬を越して、足も動くようになり、大型ショートとして、これからどこまで伸びていくか楽しみです」と目を細めた。 森は卒業後の「プロ志望」を明言する。しかも「ドラフト1位」が目標だ。野呂監督は「チームで最も練習します。一番早くグラウンドに出て、帰るのも最後。彼の言動が良い影響を与えているのは間違いない」と評価。森はゲーム中も声を切らさず、チームメートを鼓舞する姿が見られた。2024年の桐光学園高は一味違う。夏の甲子園出場は2年生エース・松井裕樹(パドレス)を擁した2012年が最後。12年ぶりの神奈川代表をつかむ上でも、この春季県大会が試金石となる。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール