辻陽太

　新日本プロレスと米国・AEWの合同興行「Forbidden　Door」（30日＝日本時間7月1日）の事前番組「ゼロアワー」で、新日本の「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」辻陽太＆高橋ヒロム＆ティタンが、ミスティコ＆ルチャ・ブラザーズ（ペンタ・エル・セロ・ミエド＆レイ・フェニックス）のルチャ最強軍に敗れた。 　日本が誇る人気ユニットと、CMLLの象徴・ミスティコと元AAAのルチャ・ブラザーズによる連合軍の〝禁断マッチ〟は、目まぐるしく攻守が入れ替わる展開が続いた。ヒロムがフェニックスにTIME　BOMB1．5を決めれば、辻はペンタにブレーンバスターボムを発射。ティタンもフェニックスにトルネードDDTをさく裂させる。 　しかしフェニックスのアシストを受けたミスティコのトルニージョでLIJが分断されると、ヒロムもルチャ・ブラザーズの合体攻撃を浴びてしまう。最後は孤立したティタンがミスティコのラ・ミスティカでギブアップを喫してしまった。 　勝利を逃した辻はAEWジャパンの公式Xを通じコメント。「何が禁断の扉だよ。何にも禁断じゃねえじゃねえか。しいて言うならば、俺たちのこのカードこそが禁断の扉、なのに第0試合。どういう神経してんだよ」と本戦に組み込まれなかったことに不満を漏らした。 　さらには「AEWは新日本から抜けた選手たちであふれてる。要するにこれは新日本がナンバーワンだっていう証明だろう？　いつまでも仲良しこよししてんじゃねえよ。俺はな、新日本をナンバーワンにするんだよ。そのためにAEWだろうが、WWEだろうが、叩きつぶしてやる」と、3年連続で合同興行を開催した両団体の関係に一石を投じていた。