<白い巨塔>医療ドラマの金字塔! 唐沢寿明主演で山崎豊子の傑作小説を2000年代にドラマ化 12日から再放送スタート
俳優の唐沢寿明さんが主演を務め、2003年10月~2004年3月の2クールにわたってフジテレビ系で放送された「白い巨塔」(全21話)が、同局の再放送枠「ハッピーアワー」(関東ローカル、平日午後1時50分~3時45分)で11月12日からスタートする。 【写真】唐沢寿明、藤木直人と「白い巨塔」ネタで会場沸かす
「白い巨塔」は、医学界の知られざる実態と人間の生命の尊厳を描いた山崎豊子さんの1960年代に発表した同名小説(新潮文庫)を、フジテレビが1978年に続いて25年ぶりに再連続ドラマ化。原作の持つ圧倒的なエネルギーはそのままに、舞台設定を2000年代に置き換え、徹底した取材でリアリティーを追求しつつ、人間の業を深く掘り下げて濃密な内容の本格派ドラマに仕上げた。
物語は、欲と権謀渦巻く国立大学医学部を「白い巨塔」にたとえ、類まれな技術と傲慢な人格を併せ持つ外科医・財前五郎(唐沢さん)と、対照的な性格の内科医の里見脩二(江口洋介さん)の運命と、彼らにまつわる人々の人間ドラマを描いた。次期教授の座を狙う財前助教授(唐沢さん)は、その不遜な行動から東教授(石坂浩二さん)に疎まれはじめる。危機感を感じた財前は、鵜飼医学部長(伊武雅刀さん)の診断ミスを見つけた里見助教授の協力要請を断り……と展開する。
出演は唐沢さん、江口さんのほか、黒木瞳さん、矢田亜希子さん、水野真紀さん、池内淳子さん、上川隆也さん、及川光博さん、伊藤英明さん、石坂さん、西田敏行さんら。脚本は井上由美子さん、演出は西谷弘さん、河野圭太さん、村上正典さん。音楽は加古隆さん、主題歌はヘイリーさんの「アメイジング・グレイス」が採用された。