去年の第5回世之主野外音楽祭の様子

　沖永良部島の世之主城跡（和泊町内城）の広場で11月4日、「第6回世之主野外音楽祭」が開催される。世之主は15世紀ごろに同島を治めた島主で、同イベントは世之主没後600年に当たる2016（平成28）年から毎年行われており、コロナ禍で2020年～2022年の休止期間を挟んで2023年に再開した。（奄美群島南三島経済新聞） 【写真】世之主城跡を草刈りする実行委員長の桂さん 　当日は約80人の島民が琉球民謡や踊りなどを披露する予定。地元住人らの音楽バンド「ブレイブ」と、地元エイサー団体「舞勇Beat」がコラボレーションし、世之主のテーマソング「世之主の風」に合わせたパフォーマンスが見どころだという。 　実行委員長の桂弘一（ひろかず）さんは「えらぶの歴史は世之主から語られるが、島内の学校の校歌などでも歌われている一方で、実際に城跡を訪れる町民は少ない。今回の音楽祭が城跡を見てもらうきっかけにつながれば」と期待を込め、本番に備えて会場を草刈りした。 　開催時間は17時～。参加無料。雨天時は和泊町研修センターで行う。