『ライオン・キング:ムファサ』が神宮外苑花火大会とコラボ!壮大な楽曲と花火が夏の夜空を彩り、会場を魅了
壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描いた一大叙事詩『ライオン・キング』(94)。同作の主人公シンバの父、ムファサ王の“始まりの物語”を描く最新作『ライオン・キング:ムファサ』が12月20日(金)より公開となる。8月10日には花火と音楽が融合したビッグイベント「神宮外苑花火大会」でコラボ花火が打ち上げられ、夏の夜空を華やかに彩った。 【写真を見る】この日打ち上がったのは、1万発の花火。子シンバも花火を堪能? アニメーション映画として誕生した『ライオン・キング』は、映画賞、音楽賞を総なめにし、圧巻の映像美や楽曲、感動の物語で映画、演劇、コンサートなどあらゆるジャンルを網羅した作品としてエンタテインメント業界で地位を確立。2019年に全世界で公開された超実写版『ライオン・キング』(19)は、ディズニー映画として世界歴代映画興収ナンバーワンとなる約16.6億ドル(約2423億円※1ドル146円換算)を記録した。アニメーション版の劇場公開から30周年を迎える今年、ついに『ライオン・キング:ムファサ』としてムファサ王の物語が明らかに。『ムーンライト』(16) でアカデミー賞作品賞を受賞したバリー・ジェンキンスが監督を務める。9月20日(金)~9月26日(木)に、アニメーション版『ライオン・キング』が1週間限定で2D吹替にて全国公開されることも決定。最新作を楽しむためにも、伝説の原点をぜひ劇場の大きなスクリーンで堪能してほしい。 今年で43回目を迎える「神宮外苑花火大会」は、東京・明治神宮外苑で開催される花火大会。1万発の花火とアーティストによるライブを楽しめる大会で、都内で唯一、山手線内で行われるコンサート付きの都市型花火大会として、長年親しまれている。この日は「世界ライオンの日」ということもあって、『ライオン・キング:ムファサ』と「神宮外苑花火大会」のコラボが実現。 会場では3000人のスタッフがイエローの“ムファサTシャツ”を身につけ、入場整理や誘導など暑いなか熱心に仕事に励んでいた。入り口では、花火大会の必須アイテムとなる3000枚のうちわを配布。「孤児ムファサは、なぜ偉大な王になれたのか?」という言葉がつづられたうちわで、本作の鍵となるメッセージを来場者に伝えていた。また大会前の場内で、どこまでも広がるサバンナやキャラクターの豊かな表情を映しだした『ライオン・キング:ムファサ』の予告編が流れる場面もあった。 そして、いよいよ始まったコラボ花火。『ライオン・キング』には欠かせない名曲「サークル・オブ・ライフ」の壮大なメロディが夏の夜空に響き渡ると、会場からは「おおー!」という歓声が沸き起こった。その様子は圧巻で、大人から子どもまで幅広い世代に愛されている楽曲だと実感するような瞬間となった。楽曲に合わせるように鮮やかな大輪が次々と咲きほこり、「フー!」「きれい!」と会場もさらに熱狂。加えて、レーザー光線の演出でしっかりと映画のタイトルがアピールされた。 映画がますます楽しみになるようなコラボ花火となったが、会場に駆けつけていたディズニー映画好きのメンバーも大いに花火に魅了された様子。「もともと『ライオン・キング』が大好き。子どものころに観て泣きました」というひなひこと計良日向子さんは、「『ライオン・キング:ムファサ』も予告を観ただけでも、感動的。映像もすごくきれいなので、公開を楽しみにしています」と興奮しきり。erinkoことeri ikedaさんは「ディズニー映画には、ワクワクと感動が詰まっている」と魅力を口にし、「『ライオン・キング』を観た時には、家族愛を感じました。最新作でどのような物語が描かれるのか楽しみにしています」と笑顔を見せていた。 『ライオン・キング』を意識した浴衣コーデで来場した中島姉妹(あやのさん・なつきさん)の2人は、「小さい時に『ライオン・キング』を観ていたので、大人になってから最新作を観られるということも感慨深いです。『ライオン・キング』の前のストーリーを知ることができるなんて楽しみすぎます!」と声をそろえ、「映画館で絶対に観ます」とにっこり。姉妹で支え合うことも多いそうで「家族は、いい時も悪い時もそばにいてくれたり、味方でいてくれる存在」だと話しながら、「『ライオン・キング』には親子や仲間の姿が描かれていました。最新作も泣いてしまいそう。公開まで待ちきれません!」と12月20日の公開に向けて、期待に胸を高鳴らせていた。 取材・文/成田おり枝