右膝下切断の谷津嘉章さん出場 「障害者レスリングの見本に」
レスリングの全日本社会人選手権は1日、埼玉県富士見市の富士見市立市民総合体育館で行われ、男子フリースタイル125キロ級に元五輪代表のプロレスラーで、右膝下を切断した谷津嘉章さん(66)が出場した。初戦の準々決勝で完敗したが、勇気ある挑戦に大きな拍手が送られた。 障害のある選手が健常者と対戦するのは極めて異例。障害者レスリングのパラリンピック採用をアピールするために出場を決めたという。義足を外して膝立ちで闘い「障害者レスリングの見本になればと思った。やる前は気持ちが臆する部分もあったが、目的は全うできた」と話した。