日本のクラフトコーラ業者、地震被害の花蓮に売り上げの一部を寄付/台湾
(花蓮中央社)クラフトコーラを手掛ける伊良(いよし)コーラの小林隆英代表が3日、花蓮県政府を訪れ、台湾東部沖で4月に起きた地震により被災した同県に日本で販売したチャリティー商品の売り上げを寄付した他、花蓮県政府消防局に対して主力商品のコーラ150缶を寄贈した。 県政府によると、小林代表は地震の被害を受けた花蓮に何かできないかと思っていた際、台湾原住民(先住民)族が使う香辛料でレモンやコショウなどの香りがするアオモジの実「馬告」(マーガオ)と出会い、花蓮産の馬告を原材料としたクラフトコーラのシロップ「花蓮の馬告コーラ」を開発。日本で300本限定で販売していた。 県政府に寄付したのは、馬告コーラの経費を除く売り上げ計67万3762円。復興支援に使われる。 徐榛蔚(じょしんい)県長は小林代表に感謝状を手渡し、花蓮の人々を代表して感謝を伝えた。 (張祈/編集:齊藤啓介)